2020.10.10
食品の賞味期限切れを防ぐアイデア~冷蔵庫編~

 

みなさんこんにちは。

時短家事コーディネーター®Basic認定講師西村仍里(にしむらのり)です。

 

みなさんは買ってきた食品をどのようにして片付けていますか?

とりあえず冷蔵庫へ入れて安心していませんか?

とりあえず片付けてしまうと、食品の種類も考えずにバラバラに収納したり

空いているスペースにとりあえず食品を入れるので、使う時に取り出しにくく

食品を忘れてしまう原因にもなります。

 

食品には、賞味期限があるので、回転をよくしないと使えなくなってしまいます。

とりあえず収納は食品を冷蔵庫に入れることで安心してしまう収納です。

消費することよりも、保存することに重点を置いているために食品を購入したことも

いつの間にか忘れてしまい、気が付けば賞味期限が切れていたなんてことにもなります。

これでは食品の回転が悪くなり、冷蔵庫に保存しても廃棄処分にもなりかねません。

 

 

冷蔵庫は、食品を安全においしく食べるために一時的に保管する食品庫です。

食品を入れるときに、収納を工夫して、取り出しやすく使いやすい仕組みに

しておくことで食品管理ができるようになります。

どの食品どこにどれだけあるかをしっかりと認識することで

食品の回転がよくなり、賞味期限切れをなくすことができます。

 

 

冷蔵庫の中は  

「冷蔵室」すぐ使うものの保存 

「野菜室」野菜や果物の保存

「冷凍室」長期保存    

 

 

このように3つの部屋で別れていることが多いです。

そこで冷蔵庫の中の食品の賞味期限切れをなくすための3つのポイントを、

冷蔵庫の部屋別にご紹介させていただきます。

 

 

 

賞味期限切れをなくすための仕組み

 

3つのポイント

1. いつもの場所を決める

2. 取り出しやすい工夫をする

3. 室に合った容器・袋を使用する

 

「冷蔵室」

日常的によく使う食品を保存します。

回転率を良くするために、ぎゅうぎゅうの収納でなく

収納スペースに余裕を持たせましょう。

ゆとりのある収納は、食品の使い忘れがなくなります。

 

目の高さの位置にはすぐに消費する食品を収納

トレーにはよく使う食品をストック収納 (空いているときもある)

奥行きのあるプラスチックケースで種類別にまとめて収納

中身のわかる容器で保存収納

 

 

 

粉物はまとめて収納(汚れ防止にもなる)

朝食食材はまとめて収納

ラベリングで分かりやすい収納

 

 

 

調味料などはドアポケットに収納

ドアポケットを外して奥のものも取り出しやすい収納

ドア壁面には吊るす収納

 

 

1.場所

 

食品はカテゴライズして収納場所を決めます。

例えば・・・

まとめた食品はいつも同じ場所に収納。

今晩や明日のお弁当のおかずは目の高さの位置に収納。

賞味期限の短い食品も良く見える位置に収納。

調味料は扉のポケットに収納。

 

ストック食材の場所も確保しておきます。

空いているからと、ほかのものを入れてしまうと、いつもの場所が無くなります。

ストックが必要な食材は場所を確保しておきましょう。

 

 

2.工夫

 

一緒に使う食品や同じ種類の食品は、まとめて収納ラベリングします。

例えば・・・

朝食に使うパンやチーズをまとめて収納。

ジャムご飯のお供はまとめて収納。

(かたちがバラバラの瓶などの場合は特にオススメ!見た目もスッキリ!)

 

ドアポケットは自分流にアレンジして使用しましょう。

ポケットの奥の方は取り出しにくく、使い忘れの食品が多くなります。

収納ポケットが多いから良いとは限りません。

工夫して奥の方の食品を取り出しやすく、使い勝手の良い収納にしましょう。

例えば・・・

ポケットを外した面に取り外し可能なフックの取り付け。

チューブの調味料はクリップで止めて吊るす収納。

 

 

3.容器

 

中身が見える透明の容器を使います。

透明の容器は中身がわかりやすく、すぐに消費する調理済食材を保存するのに

オススメです。中身が見えると消費忘れもなくなります。

 

奥行きのあるプラスチックケースでグループ収納しましょう。

冷蔵室は棚収納なので奥行きがあり、奥のものが取り出しにくくなります。

トレーやケースの使用で奥の食材も取り出しやすく、使いやすくなります。

 

 

 

 

 

「野菜室」

 

野菜や果物を保存します。

上段・下段でエリアを決めて収納し、見つけやすい収納にしましょう。

見つけやすい収納は野菜を使い切ることができます。

 

 

 

下処理した野菜は※1エンバランス加工した容器・袋で保存

ふたを下にして中身が見える収納

 

 

 

下段には大きい野菜を収納  手前には大ボトル類・野菜を立てて収納

※2新鮮保持ピックを使用 詰め込みすぎずにゆったり収納

 

 

1.場所

下処理済み・小物・中物・大物とエリアを決めておきましょう。

 野菜を見つけやすくするために詰め込みすぎはご法度です。

 

 

2.工夫

すぐに使える工夫をしておきましょう。

 例えば

できるだけ野菜は洗ってから収納。

 下処理してから収納。

使い切れそうにない野菜は早めに作り置きにして冷凍室へ移動しましょう。

 

 

3.容器

新鮮保持効果のある容器や袋などを使用しましょう。

 野菜は2~3日以内に消費するのが理想ですが、大物野菜だと使い切るのに

 日にちがかかってしまいます。野菜を新鮮に保ってくれる容器や袋・グッズなどを

うまく利用して野菜を長持ちさせましょう。

 ※1エンバランス加工の容器 http://www.embalance.jp/products/

 ※2新鮮保持ピック https://www.cogit.co.jp/goods/4468/

 

 

「冷凍室」

 

食品を長期保存できます。

冷凍された食材は、いざというときに慌てなくて済みます。

時短に欠かせない冷凍食品を分かりやすく収納しましょう。

使い切れそうにない食材は早めに冷凍室に移動しておきましょう。

 

上段には調理済の食材をフリージング用の袋で収納 (食材名日付記入)

 

 

 

下段には冷凍食品や肉や魚を収納

透明の保存容器で乾物等を収納

 

1.場所

調理済み・冷凍食品などと種類別にエリアを決めておきましょう。

 

 

2.工夫

何が入っているか一目でわかる収納にしましょう。

例えば

調理済食品は小分けにして袋で収納。袋には食品名と調理の日付を記入。

下段の食品は立てて収納

 

 

3.容器

立てても中身が見える透明の容器を使います。

 容器にラベリングをしなくても中身が見え、残量もわかります。

 

 

 

どの食品が

どこに

どれだけ

 

この3つがわかっていると賞味期限切れの食品は減ります。

とりあえず収納ではなく3つのポイントを意識しながら冷蔵庫に入れてみてくださいね。

1. いつもの場所を決める

2. 取り出しやすい工夫をする

3. 室に合った保存容器・袋を使用する

 

スッキリした冷蔵庫は、使いやすく、時短にもなります。

食品を使い切りフードロスをなくしましょう!

 

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記事を書いた講師
時短家事コーディネーター®Basic認定講師
時短家事コーディネーター®Expert
インテリアコーディネーター
整理収納アドバイザー1級
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