ここまでは、我が家の「お風呂の仕組み」と毎日の「たった5分の予防掃除」をご紹介いたしました。
次は、汚れ別の対処法!についてです。
1️⃣これさえあれば!
カンタン手作り「クエン酸水スプレー」と「重曹水スプレー」
様々な汚れに対して、それぞれの洗剤を沢山買ってはいませんか?収納場所を確保する上でも、なるべく少ない数に抑えたいものです。また、環境に優しいナチュラルクリーナーを使いたいと思います。
- クエン酸水スプレー(酸性)の作り方
《水200cc +クエン酸小さじ1》を混ぜてスプレーに入れる。
クエン酸は酸性なので、水垢・石鹸カス等のアルカリ性の汚れに効果的です。また、殺菌、消臭効果もあります。ただし、塩素系漂白剤と混ぜると有毒ガスが発生するため併用しないでください。また、鉄、セメント、大理石には使用しないでください。よく注意してお使いください。
- 重曹水スプレー(弱アルカリ性)の作り方
《水又はぬるま湯200cc+重曹小さじ1》を混ぜてスプレーに入れる。
重曹は弱アルカリ性なので、垢・皮脂汚れ等の酸性の汚れに効果的です。消臭効果もあります。ちなみに、粉の場合は柔らかすぎず固すぎない、絶妙な研磨効果もあります。
2️⃣汚れ別対処法!
汚れには大きく分けて4つあります。
❶黒カビ
❷ピンクの汚れ
❸水垢、石鹸カス
❹垢、皮脂汚れ
❶黒カビ
黒カビは真菌という菌類の1種です。ゴム製のパッキン等によく付きますよね。
黒カビは素材の奥深くまで根を張ってしまうので表面的なお掃除だけでは取れない場合もあります。塩素系漂白剤やカビ取り剤が効きます。表面のカビを除菌するだだけでなく、ゴムの奥まで入り込んだカビを漂白してくれます。
- 塩素系漂白剤(カビキラー等)をスプレーする時は、なるべくバスルームが乾いている時にします。水気があると効能が薄れることも。
- 頑固な黒カビには、片栗粉とキッチンハイターを1対1で混ぜ合わせペーストを作ります。それを割り箸等で黒カビに乗せ(更にラップするのもよし)15 〜30 分浸透させて、しっかり水で洗い流します。
- 予防掃除・・・キレイになったら、「ルックお風呂の防カビ燻煙剤」の使用をオススメします。わりとキレイが持続しますよ。
❷ピンクの汚れ
いわゆるピンクのヌメヌメした汚れ。これは「ロドトルラ」と呼ばれる菌の一種。こするだけでカンタンに落とせます。
ただし、これを放置しておくと黒カビの養分、餌となり…大変な事になりますので、見つけたらすぐに拭き取りましょう!
- 洗剤を使う場合は中性洗剤を使います。
- 予防掃除・・・アルコール度数77%の「パストリーゼ」等でアルコール除菌をする事をオススメします。気になる場所の仕上げにシュシュっとしておくだけで雑菌退治に!また、天井にはカビが付きやすいので予防的にアルコールスプレーし、クイックルワイパー等で拭くのもオススメです。
❸水垢、石鹸カス
鏡や蛇口に付くウロコ状の汚れは水垢です。これは水分が蒸発する際に水道水に含まれるカルシウム等のミネラル成分が残ったものです。石鹸カスは皮脂汚れやシャンプー等が水道水と混ざり合って出来ます。両方ともアルカリ性になります。
- アルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸水スプレーの出番!スプレーしてしばらく置いた後、ブラシや雑巾で擦るとキレイになりますよ。
- 予防掃除・・・常に拭いて水気を残さないようにしておくだけで大丈夫!もし、白っぽい所を見たらクエン酸水をスプレーし、しばらく置いてから拭き取りましょう!
❹垢、皮脂汚れ
少しずつ浴槽や床が黒ずんできます。これは垢や皮脂汚れが蓄積したもの。酸性になります。
- 酸性の汚れなので、アルカリ性の重曹水スプレーの出番!スプレーしてしばらく置いた後、ブラシや雑巾で擦るとキレイになりますよ。
- 早い段階なら、ブラシで擦るだけでも落とせます。中性洗剤でも。
- 予防掃除…汚れを見たら重曹水をスプレーし、しばらく置いてから拭き取りましょう!
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毎日5分の拭き上げ掃除をしながらも、気になる汚れが目につく時があります。その時がチャンス!汚れに応じた「ちょこっと掃除」、それがいわゆる「予防掃除」にも繋がります。
ちょっとした予防掃除を続けることで、キレイなバスルームはカンタンに続きますよ。
心と身体のリフレッシュ!
気持ちいいキレイなバスルームで、素敵なバスタイムをお過ごしください〜!
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時短家事コーディネーター®Expert
整理収納アドバイザー1級
フードコーディネーター2級 商品開発
食品衛生責任者資格